Shadowrocketで使うVPNサブスクリプションを検討するときは、表示料金だけで決めず、契約期間、通信量や利用条件、対応プロトコル、更新・解約条件を同じ基準で確認します。この記事では、特定のサービスや接続先を推薦するのではなく、ご自身で契約を検討しているサービスの情報を読み比べる方法と、利用開始後にShadowrocketへ登録して接続を確かめる手順を説明します。アプリの購入と接続サービスの契約は別です。
サブスクリプションとShadowrocketの役割を分ける
ShadowrocketはiPhone・iPadで利用する有料のクローズドソースアプリです。アプリを購入しても、接続先、アカウント、通信量、サポート期間などが付属するわけではありません。VPNサブスクリプションは接続サービスの利用契約であり、アプリ本体の購入とは別に内容を確認します。すでにご自身で利用するサービスがある場合は、そのサービスの案内と契約条件を基準にしてください。
アプリを入手する場合はApp Storeを利用します。製品ページではデベロッパ名がShadow Launch Technology Limited、アプリIDが932747118であることを確認できます。システム要件や購入対象デバイスは、App Storeの製品ページに記載された内容をご確認ください。サブスクリプションの料金や接続条件は、アプリの販売ページではなく、利用を検討しているサービスの契約画面で確認します。
「サーバー数が多い」「高速」といった表現だけでは、普段の利用に合うか判断できません。料金の計算方法、更新後の金額、使えるプロトコル、同時接続数、返金条件などをそれぞれ分けて確認しましょう。契約前に不明点が残る場合は、推測で補わず、契約画面や提供元の案内で確認できるまで申し込みを保留するのが安全です。
料金・回線・プロトコルを同じ基準で確認
契約プランを比べる際は、初回の表示額だけでなく、実際に使う期間の総額を確認します。たとえば複数月分をまとめて支払うプランなら、支払総額を月数で割って月あたりの目安を出し、更新時の料金も別に記録します。初回割引がある場合は、割引終了後の金額、次回請求日、自動更新の有無、解約の締切を見落とさないようにしてください。通貨や税、決済手数料の扱いも契約画面の記載に従います。
- 利用条件:月間の通信量上限、速度制限の条件、利用可能な期間、同時に利用できるデバイス数を確認します。「無制限」と書かれていても、フェアユース条件や混雑時の制限が別に定められていないか読みます。
- 回線情報:利用できる地域、接続先の更新頻度、障害時の案内方法、問い合わせ窓口を確認します。サーバー数や地域名は目安であり、実際の経路や時間帯ごとの品質を保証するものではありません。
- プロトコル:Shadowrocketで使う予定の接続方式が、契約対象のプランで提供されるかを確認します。Shadowsocks、VMess、VLESS、Trojan、Hysteria2、WireGuardなどは方式ごとに必要な設定項目が異なり、同じサービス内でも全プランが同一の方式に対応するとは限りません。
- 設定の受け渡し:手動入力用の情報があるのか、サブスクリプションURLが発行されるのかを確認します。更新時に接続先が追加・削除される条件、URLの有効期間、登録可能なアプリ数も契約情報に含まれる場合があります。
- プライバシーと契約条件:ログの取り扱い、保存期間、解約方法、返金条件、サポートの対応時間を確認します。広告上の短い説明だけで判断せず、利用規約やプライバシーに関する案内も読みます。
確認内容は、プラン名、支払総額、更新後の料金、利用期間、通信量条件、同時接続数、対応プロトコル、解約方法の欄に分けてメモしておくと、条件を取り違えにくくなります。契約期間が異なるプランを比較する場合は、月あたりの金額だけでなく、途中解約の扱いや全期間の支払額も並べてください。安いかどうかだけでなく、必要な条件が契約内容に明記されているかが重要です。
Shadowrocketの設定と接続方式を混同しない
サブスクリプションに対応プロトコルが記載されていても、アプリ側では読み込まれたサーバー項目と現在のルーティング方式を確認する必要があります。Homeのサーバー一覧に項目があることは、接続の成功や、すべての通信がそのサーバーを経由することを意味しません。Configのルール、Homeの接続状態、Global Routingの選択を分けて確認します。
現在選択されている設定のルールに従って通信を振り分けます。Configを使う場合は、対象の設定ファイルが選択されていることと、ルールが意図したポリシーに向いていることを確認してください。
おすすめの用途:日常利用で、通信ごとにルールを使い分ける場合。
接続先サーバーを経由する通信を確認するときに使えます。ルール設定による振り分けとサーバー接続の問題を切り分ける際は、テスト後に元のGlobal Routingへ戻してください。
おすすめの用途:選択したサーバーへの接続を一時的に検証する場合。
通信を直接接続として処理します。DirectでWebページが開けても、サブスクリプションの接続先を経由できた証明にはなりません。
おすすめの用途:直接接続とプロキシ接続の結果を切り分ける場合。
プロトコルを選ぶときは、サービス側が提示した設定とShadowrocketのTypeを一致させます。方式名だけで接続情報を推測したり、別方式の設定項目を流用したりしないでください。サーバーアドレス、ポート、認証情報、TLS関連項目などは、利用中のサービスから提供された値を入力します。サブスクリプションを読み込んだ後も、更新によって項目名や内容が変わることがあるため、接続前に選択中の項目を確認しましょう。
登録してから接続を確認する手順
契約前に、サブスクリプションURLが発行されるか、手動で入力する形式かを確認しておくと、必要な情報を見失いにくくなります。URLや認証情報は個人の接続情報として扱い、公開の場に貼り付けたり、画面共有時に表示したままにしたりしないでください。ここでは、ご自身が利用する契約から有効な情報を受け取った後の確認手順を示します。
- 契約情報を控える:利用期間、更新条件、サポート窓口、指定プロトコル、URLの有効期限を契約画面で確認します。サービス側にメンテナンスや初回登録の案内がある場合は、先にその指示を読みます。
- Subscribeを登録する:サブスクリプションURLがある場合は、ShadowrocketのHome → 右上の「+」→ Add Serverを開き、TypeでSubscribeを選びます。URLを貼り付けて保存し、説明文や余分な空白が混ざっていないか確認します。個別の接続情報を受け取っている場合は、指定されたTypeで手動登録します。
- 一覧を更新する:Homeに戻り、画面を下に引いてサブスクリプションを更新します。項目が表示されない場合は、URLのコピー範囲、期限、ネットワーク接続を確認します。URLやパスワードを第三者に送って確認してもらうのではなく、提供元の案内と照合してください。
- 1つ選んで接続する:読み込まれた項目から、契約情報で指定されたプロトコルのものを選びます。初回にシステムのVPN構成への許可を求められた場合は、アプリ名を確認して画面の案内に従います。
- 同じ条件で再確認する:HomeでConnectivity Testを行い、同じネットワークとテスト方法で3回ほど確認します。結果、時刻、Wi-Fiまたはモバイル通信の別を記録し、特定のWebページへのアクセスも確認します。遅延値だけでダウンロード速度や長時間の安定性を判断しないでください。
ネットワークごとに結果を分けて記録
Wi-Fi
- 同じ場所、同じWi-Fiでテストします。
- 測定時刻とConnectivity Testの結果を控えます。
- 時間帯を変えたときの差も確認します。
モバイル通信
- 電波状態が安定した場所で確認します。
- Wi-Fiでの結果をそのまま当てはめません。
- 移動後や電波状態の変化後に再テストします。
ネットワーク環境ごとに記録を分けると、回線側の変化とサーバー設定の問題を切り分けやすくなります。
接続できない場合は、設定を一度に何か所も変更せず、サブスクリプション更新、選択中のサーバー、Global Routing、接続先へのアクセスの順に確認します。Connectivity Testが成功しても、特定のWebサイトにアクセスできるとは限りません。Configを使用している場合は、そのサイトの通信がDIRECT、PROXY、REJECTのどのポリシーに一致するかも確認してください。テスト後は、調査のために変更したGlobal RoutingやOn Demandの設定を元に戻します。
よくある質問
アプリを買えばサブスクリプションも使えますか?
アプリの購入と接続サービスの契約は別です。ShadowrocketをApp Storeから入手した後、ご自身で利用するサービスの有効な接続情報を登録してください。
一番安いプランを選べばよいですか?
初回料金だけでなく、契約総額、更新後の料金、利用期間、通信量や同時接続数、解約条件を確認します。必要なプロトコルが対象プランに含まれているかも契約画面で照合してください。
サブスクリプションを更新したのに接続できません。
Homeで更新後の項目が表示されているか確認し、選択中のサーバーとプロトコル、ネットワーク接続を照合します。その後、Home → Global RoutingとConfigの現在の設定を確認し、必要ならサービスの案内に従って提供元へ問い合わせます。
遅延が低ければ通信速度も速いですか?
同じ指標ではありません。遅延は応答までの時間、転送速度は一定時間に送受信できるデータ量です。Connectivity Testの結果に加え、実際に使う通信を同じネットワーク条件で確認してください。